こんにちは、李哲です。
ニハイシャ先生1の症例、2005-10-31治療日記を翻訳しました。
車事故で17年も半身麻痺になった男性、鍼と漢方薬治療でどれだけ回復したのか、そして病院の薬で失明寸前になった患者の物語が書かれています。これから西洋薬を止めて、漢方薬や鍼治療を選ぶ人が増えることを願います。
車事故の後遺症で半身マヒ、話せない息子は寝返りができるようになり、話が論理的になった
10/31/2005、晴。
男、35歳。
17年前の交通事故で右半身麻痺になり、話せない、視力もほとんどない状態です。
初診時、私は彼の親に話しました。
「3回治療してみて改善点がなかったら、他の治療院を探してください」
私はこの一生、一つの原則を守っています。
患者さんのお金と時間を浪費しないこと。
患者さんの尊い命は、我々医師がもて遊ぶものではない。
西洋医学はちょうど逆。
なるべく患者さんをしばりつけようとしてる。
そのために、「治療しないと死ぬ」と脅迫までします。
前に書いた肺がん患者、西洋医学に「抗がん剤で治療しないと余命3ヶ月」だと脅迫されました。私は肺がんの患者さんに保証しました。「あなたはその主治医よりも長生きできます!」
肺がん患者の治療内容は以下をご覧ください。
私が一番恨んでいるのが、このような患者を脅かす先生。私が手を出さなければ、その主治医は確実に病気で死ぬ。死ぬ時には、自分を殺したのは病気ではなくて、西洋薬であり抗がん剤であることに気づくでしょう。
車事故で半身麻痺になった患者さん。
ここに来る前に、どれだけ多い先生に診てもらったでしょう。
17年もかかりました。
この17年で費やしたお金と精力、親の心配は測れないもの。
もし診ていた先生たちがみんな正直な話をしたら、もう少し早くこちらに来たかも知れません。
親の偉大な愛情は、ほかの症例でも出ました。
以下は、自閉症になった子供の面倒を見てきたお母さんの話。
私が刺したツボは百会,神庭,廉泉,天突,巨闕,関元,正常な側の肩腧,曲池,外関,合谷,風市,陽凌泉透陰凌泉,足三里.絶骨透三陰交,湧泉。背中は風府,靈台,督腧,腎腧,京門,陰谷,委中,承山。ほかの処方箋はあとで皆さんに紹介します。
彼の治療は鍼灸を3回、同時に漢方薬も飲んでました。
2週間後に来た時、私は彼の親に聞いてみました。
「中医学治療の効果は、あなた達が一番分かるはずです。改善点がなかったら、早めに他の治療院に行ってください。昔みたいに西洋医学に騙されて、お金と時間を浪費しないで」
彼の親はすぐ改善点があると話しました。
- 右足の力が増えた。毎回、彼をベットに運ぶ時、右半身の力が増えたのが分かる。
- 昨日彼はおばさんと電話したけど、おばさんが言うのは、「この子最近どうしたの?前より話が論理的になっていて、発音もハッキリしている。魂が戻って来たみたい」
だから、彼の親は「続けてお願いします!」と言ったのです。
今日で4回目の治療。
彼はすでにベット上で、自力で寝返りができて、足まで組んでました。
彼は足裏の涌泉穴を指しながら、「ここが一番痛い。まだ出血してるでしょう?拭いてください」と私に話しました。それだけでなく、研修に来てる生徒さんに、「たくさんの針が刺さっているから、取る時針を忘れないでね。」と話しました。
毎回進歩しているから、彼は「ここに来るのが楽しみだ」と言ってました。
もともと不自然に動いていた瞳も、今は真ん中に止まっています。右目はもう大丈夫。左目だけ少し右に偏っている。だから、人を見るときには三重になっているそうです。
彼は喜んで、「英語が先生より上達した!」と威張ってました。
本当にムカつく。
今後完治したら、もっと私をいじめるのではないか。気をつけないと!
▼李哲の説明:
足ツボ整体をしたとき、「包丁で刺したい!」という患者さんがいました。一番強烈なコメントでしたね。私も気をつけないと(笑)
甲状腺の薬を10年も飲んだのに、失明寸前まで悪化した患者
11/01/2005、晴れ。
男、45歳。
1980年に甲状腺機能亢進症だと診断され、薬(放射性のヨード)で甲状腺を殺した。その後、ずっとチラージン(Synthoid)を飲んでました。
10年経って、彼は異常に気づいたのです。
薬を毎日175mgの量に増やしているけど、数値が良くなりません。
今の彼は両目が出っ張って充血。眼圧が高すぎて、視力はほとんどない。もうすぐ失明する段階でした。
西洋医学は治療法がないから、患者さんはこちらに来たのです。
このような病気は、中医学にとって治しやすい。
西洋医学はもう手を上げています。
国籍問わず、みんな治療すべきの患者さん
たくさんの患者さんは、外州から当院の近くに引越してます。「診療所に近いほうが安心感がある」とみんなが言っています。患者さんたちが言うのは、「離れないで、引退はダメです。先生がいないと困ります!」
病院の隣に引っ越すバカたちと全く逆です。
夜中の静かになった時、私は考えたことがあります。 私はアメリカ国民でもあり、台湾人でもあり、中国人の血も流れています。
今の時期、台湾と中国大陸が仲悪くなっている。アメリカは中立。私はちょうど3角の間にいます。どうすればいいか悩みます。
私はアメリカが好きです。治療院ができる環境を作ってくれて、文部省からの鎮圧がない、言論の自由もあり、フロリダ州の官僚も務めた事があります。しかし、私は台湾生まれで台湾も愛してます。私の祖先は浙江省で、中国大陸も愛してます。こんな国際情勢で誰を助けたらいいか?
結論的に患者さんを第一位にしました。
金髪碧眼であろうとアジア人であろうと、みんな救う義務があります。
アメリカ人の為にでも、中国人の為にでも、私は製薬会社を潰さないといけない。やつらのせいで、みんな楽しい生活ができてないから。
(生徒さんたちへ託す言葉は省略)
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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