一日必要な飲料水は2.5リットル、これは間違い!正しいのはのどが渇いた時に少し飲むことです!

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一日必要な飲料水が2.5リットル、これは間違い

こんにちは。李哲です。
患者さんの中には、「水分補給のために1日どの位の水を飲めばいいですか?」と質問がいました。

そして、私が思い出したのはよく聞く話:1日2.5リットルの水を飲んだほうが良い。中国では1日8杯の水を飲むのが”常識”になっていました。これは間違いなので、皆さん気をつけて下さい。

先に西洋医学のデータを引用します。

水には口から飲む飲料水、食べ物の中に含まれる水の「摂取される水」と、体内で栄養素がエネルギーになるときに生成される「代謝水」があります。それらの摂取される水と代謝される水の総量は1日約2,400mlです。内訳は飲料水から約1,000ml、食事から摂取する水は約1,100ml、代謝水は約300mlです1)

また、摂取した水分は尿、便や皮膚および呼吸から自然に蒸発している水分である不感蒸泄を含め1日約2,400ml排泄されています。尿量は約1,500ml、便は約100ml、呼気は約300ml、汗は約500ml排泄されます1)

引用先:水は1日どれくらい飲めば良いか(健康長寿ネット)

2.5リットルは全体的の代謝量で、飲料水の数値ではありません。必要な飲料水はだいたい1日1リットルで十分。また、アジアでよく食べる米・野菜にも水分がたくさんあるので、飲料水は1リットルからさらに減らして良いのです。

基本的な定義すら知らない先生たちが、「2.5リットル飲んでください」というから、間違った”常識”が増えるわけ。

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一日2リットルの飲料水が必要だというのは、大間違い!

必要な飲料水には定量がない

必要な飲料水は1リットルだと言ったけど、人の体質によっては幅が大きい。500mlだけで足りる人もいれば、1.5リットルでやっと満足できる人もいます。

体重が少なくて普段あまり飲まなくても良い人が、大汗をかいたあとは必然的に飲料水が増えます。同じ人物でも寒い日は飲みたくない、熱い日は自然に飲料水が増えます。

要するに、必要な飲料水量は幅が広いので、基準値がない事。

いわゆる基準値は、製薬会社が作ったものです。
基準値があれば、異常値を良くする薬が売れる。

たとえば現在あふれるコレステロールを下げる薬。コレステロールは一つの数値なのに、これだけで病態だと診断され、薬を飲まされます。コレステロールは本当に低ければ低いほど良いのか?アメリカの漢方医、鄭智城先生1は以下の記事で痛烈批判しました。

水が必要などうかは、体が自分で決める

定量がないと言ったら、どうすれば良いのか?

中医学の話を聞いてください。
要点は2つのみ。

●喉が乾いたら少し飲む。

●喉が乾いてなければ、飲む必要がない。

体はとても精密なシステムで、基本的な生命活動は全部自分で決めます。エネルギー(パワー)が足りなくなったら、お腹が空いてきて、高カロリー食が食べたくなる。体内が寒くなったら、熱いものが食べたくなるし、熱かったら冷やす果物・冷たいものが食べたくなります。

言い換えると、体に水分が足りなくなったら、自然に「喉が渇いた→水を飲みたい!」のサインを出す。水を飲むタイミング、冷たいor熱い水を飲むかは、体が自分で決めるのです。

一つ除外があるので、要注意。
いくら水を飲んでも喉が潤わない、まったく水を飲まなくて平気なのも病態です。たとえば癌の患者。水を飲まなくても平気な人は多いです。中医学治療を受けると、徐々に水を飲みたくなるのです。以下の記事をご覧ください。

がぶ飲みは水毒を引き起こすので要注意

体に水分が足りなくなったら、自ら喉が渇いて飲みたくなると説明しました。それでは、どのくらい飲めば良いのか?

重複になりますが、定量がありません。
ちょっとずつ飲んで、喉が渇く感じがなくなれば、止めて良いです。1リットルの目標に達してない!と思って、強制的に飲む必要がありません。

水を飲むとき、一気にたくさん飲むと体に水が溜まって、水毒症状2になりうる。

人間の胃袋サイズは限定されて、ある程度の水は処理してくれるけど、それ以上の水が入ると処理が追いつかず、ただ冷たい水のままになります。水が体の代謝に利用されない、ある所に溜まるだと、細菌・ウィルス・癌細胞の好む冷たくて湿っぽい環境になります。つまり、将来的には大きな健康問題を引き起こす。

余計に水を飲まないのは、がん予防効果にもつながると言えます。

(おわり)

  1. 鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。

  2. 水毒の症状は以下の外部リンクをご覧ください。水毒症状のいろいろ

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