胆のうがんが肝臓、すい臓、肺に転移して、救える可能性は少ないけど賭けてみる。がん患者はコーヒーと甘いものを止めないといけない。

この記事は約5分で読めます。

こんにちは、李哲です。
倪海厦(ニハイシャ)先生1の漢方薬症例、故事篇專講案例給大家聽(漢唐中醫倪海廈撰寫)を翻訳しました。

病院の癌治療を受けて、全身の免疫力がほぼ無くなった患者さんを、中医学はどのように治療しているのか、そして中医学はどのように考えているのか?などを説明した症例です。

西洋医学が氾濫する現代、中医学先生の治療がいかに大変なのかも理解していただけると幸いです。

肝臓がん+すい臓がんの患者、コーヒーと甘いものを止めないといけない

10/19/2005、晴れ。
水曜日。

昨日まで西洋薬の事で怒りまくって、ボロクソを吐く論文を書いたから治療日記が書けなかったです。今日は症例を補充します。

月曜日。
一人の男性、49歳
中医学の占いから見ると、彼はちょうど危ない年です。

今年の9月29日、彼は胆嚢結石で手術を受けました。しかし、お腹を開けてみたら、彼の肝臓とすい臓は、がん組織でお腹いっぱい。

西洋医学の先生が言うのは、「癌が拡散したので治療できない」。そして、管を作って胆汁が小腸に入れるように措置しただけ、ほかには何の治療もしていません。

彼は退院してから、すぐこちらに来ました。奥さんも同伴で。彼の顔色見ると薄暗い黄色だけど額はまだ光があって、両目の力もある。だから、必ず救えると思いました。脈診したら更に安心できる脈。

問診結果は以下の通り。

  • 食欲がない
  • 便秘
  • 体重が下がっている
  • 手足は氷みたいに冷たい
  • 小便は茶色

彼の大好物はコーヒー.白砂糖たっぷりの甘いものでした。

甘いもので膵臓がんになった患者さんは、他にもいます。以下の記事、どうぞご参考に。

私は彼に話しました。
「あなたの五臓六腑は冷え切っています。すぐコーヒー.甘いものを止めてください。あなたがもし抗癌剤をしたら、半年くらいで確実に死にます。今は漢方薬しか治せません。あなたは楽しく家族と生活してください。私が代わりに病気のことを心配ます。」

すい臓がんなどを作り出す人工的な甘いもの

すい臓がんなどを作り出す人工的な甘いもの

胆のうがんが肝臓、すい臓、肺に転移した女性

火曜日に来た女の人、58歳。
胆のうがんで手術を受けました。

胆嚢摘出以外に、肝臓の3分の1・すい臓と小腸の一部を切って、胃は全摘手術。その後、抗癌剤を5クール受けました。現在は癌が肝臓.すい臓.肺に転移。全身の皮膚が薄暗い黄色

ほかの症状は以下の通りです。

  • 食欲は全くない
  • とても痩せていて、筋肉はほとんどない
  • 倦怠感が強い
  • 小便は濃い黄色
  • 便秘
  • 喉はとても渇く、冷たい水が飲みたい
  • 手足は氷みたいに冷たい
  • 脈診では弦脈

黄帝内経』で言うのは、「秋得弦脈、是肺本病之兆」来年の立春まで生き残るのは難しい

私はもちろん彼女に「あなたの病気はもう治りません。好きな物を食べて、好きな服を買って死ぬまで過ごしてください。」と話してません。

私の気持ちは落ち込むばかり。
検査しながら、どうか彼女に有利な症状を探そうとしました。しかし、検査すればするほど、更に気分が落ち込む。

患者さんに素直に厳しい状況を伝え、賭けてみることにした

私は彼女に話しました。
「1回賭けてみましょう。
麻雀のとき、私はいつも負けて金を取られました。だから、私の友達はみんな私を探して麻雀やるのが好きです。でも、治療の時は私が良く勝ちます。

もしあなたが西洋医学の話を聞かないで、手術も抗癌剤もやってなかったら、確実に治せます。今は治せるかどうか分かりません。

私は全力で賭けてみます。
2週間で効果が出なかったら、ほかの治療院を探してください。もし効果が出たら、そのまま漢方薬を飲み続けてください

彼女はこの提案に頷きました。

▼李哲の説明:食欲が全くない、便秘、腹水など危篤な肝臓癌患者さんを治した例があるので、以下の記事どうぞご参考に。

西洋医学のせいで、最近は怒りまくり

最近は本当に怒りまくってました。
特にこの2日間、西洋医学は人々を騙して、鳥インフルエンザで国民を脅迫している。

本当なら死ななくてもいい患者さん。現在、生と死の堺まで追い込まれています。無知でかわいそうな患者さんを救うために、気持ちはどん底まで落ち込みました。

あい…
早く帰って漢方薬飲もう。
私の血圧が上がりそうです。

李哲の説明

中医学は占いとも関連していう

最初の患者さん、彼はちょうど危ない年。
これは9の年だから。中国ではよく29,39,59など9が入った年、男性にとって厳しい歳だと言います。特に重病人は、この年で死亡しやすいです。

本物の中医学先生は、医学を勉強するだけではなくて、占い師でもあります。これは過去記事で説明しているので、どうぞご参考にしてください。

治療できるかどうかは、患者の「気」を見る

「額はまだ光がある」「両目の力もある」など書いてますが、これは気があるかないかを確認する為です。

「気」があれば、まだ救える。
ドス黒くて気がなかったら、確実に死にます。

気に関して、皆さんは「難しい」「分からない」と言うかも知れませんが、そんな難しいことではありません。

日本語の「気色悪い」「両目に力がある」言葉が「気」なのです。

気は目に見えるけど、機械で測れないもの。西洋医学の先端機械では、気なんか測れません。だから、患者さんがあちこち痛いと訴えても、「検査値は正常だから貴方は病気ない」と言います。

抗癌剤.放射線療法を受けてから明らかに気色悪くなったのに、「検査データから見ると、治療は成功してる」と言い張る。

臨床でもっともひどいのは、心臓が痛くて検査したのに正常だと言われ、その後心筋梗塞で死亡した患者さんがいます。

つらい症状があったら、中医学の先生に診てもらってください。病院の先生は、なぜあなたにこんな症状が出たのかも分かりません。

2022-01-25追記

上記の胆のうがんの女性患者、続きの治療内容がありました。以下の記事、どうぞご覧ください。

自閉症、脳性麻痺は改善しつつある。胆のうがんが肝臓、すい臓、肺に転移した患者、1週間の漢方薬でだいぶ改善した例
...

(おわり)

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました