こんにちは、李哲です。
アメリカの著名な漢方医、倪海厦(ニハイシャ)先生1の治療日記、故事篇專講案例給大家聽(漢唐中醫倪海廈撰寫)を翻訳しました。
むくみがひどくて階段も登れない、全身が熱くなる更年期障害、食欲が止まらない過食症、肥満症…などの諸症状を漢方薬で改善した症例です。どのように治療しているのか、以下の翻訳文を見れば分かると思います。
また、漢方薬治療を希望する方は、台湾・台北市内の「漢唐中医診療所」がオススメです。私が研修に行ったことがある、実績と信頼の両方を備えているところです。
2週間で全身が熱い更年期障害が治り、過食症が収まって10kgダイエット、逆流性食道炎も治った
09/09/2005、雨。
一人の女性、2回目の診察です。
初診は8月29日。
最初来た原因は、更年期障害で全身が熱い(ほてる).肥満症。
彼女が飲んでいる薬は、
- 女性ホルモン剤
- 関節痛の薬
- 甲状腺亢進症を治す薬
- 消化不良の薬
- 逆流性食道炎の薬…など
彼女の自覚症状は
- 不眠症、夜眠れない
- 食欲過剰、過食症
- 一日中体が熱い
初診の日に、私は彼女にすべての西洋薬を止めるように指示しました。
私のHPを良く読んでいる読者の皆さんは、きっと何でかが分かるでしょう。 簡単に言うと、彼女は長年の女性ホルモン剤を飲んだけど、いまだに不眠症で困っています。女性ホルモン剤は役に立つところか、心臓の働きがおかしくなり、夜も眠れなくなるのです。
私は処方を出す時、彼女に話しかけました。
「あなたを治すのは難しくないです。難しいのは、西洋薬の副作用。そして、あなたが西洋薬を止めたら悪くなるのではないか?の心配。」
彼女の答えは、
「西洋薬を飲みたくないから、先生の所に来ました!」
初診の時、処方したのは石膏4両、もちろん他にもいろんな生薬を入れています。
今日再診に来た時、彼女の話を聞いたら、
- 睡眠はとてもよくなり
- 関節痛は消えた
- 更年期障害のほてりは治った
- 情緒不安定も治った
- 体力は戻りつつある
彼女が一番喜んだのは食欲が大分落ちて、今はそんなにお腹が空かない。同時に逆流性食道炎も治りました。これが中医学のすごい所です。
西洋医学は寒熱の概念がない。
陰陽が分からないので、治療した結果は目的と真逆になるのが多い。
逆流性食道炎は、欧米人たちが自分で作り出した病気。欧米人はよくデザートとコーヒーを飲んでいます。しかし、彼らが使うのは人工砂糖が入った甘いもの。台湾で使うのは砂糖ギビです。
人工的な砂糖は酸性だけど、きび砂糖はアルカリ性。だから、欧米人には逆流性食道炎が多いです。
ここからは笑い話です。西洋医学の診療所にはたくさんのお菓子.コーヒーを置いていて、患者さんが食べるのは無料。そして、みんなが逆流性食道炎になって悩んでいます。
診療の時、患者は胃酸問題を訴えて、先生も患者さんと一緒に逆流性食道炎で気持ち悪くなっている。なぜなら、先生も患者もみんなコーヒー.お菓子を食べているからです。
患者と先生が試合している。
誰の逆流性食道炎がひどかったら、誰が一番コーヒー.お菓子を食べた人。最後はみんな中医学診療所に来ています。
女性ホルモン剤で脳下垂体腫瘍になったのに、4万ドルの薬を飲まないといけない患者
前回話した女性患者。ホルモン補充療法を3年してから脳下垂体腫瘍になり、成長ホルモンのバランスが崩れました。結果、ホルモン剤の副作用で鼻と顔が長くなって、四肢の末端が肥大化し。現在はまた脅かされて、月4万ドルの西洋薬を飲まないといけない。
成長ホルモン剤で「てんかん」になった子供、体型と声が牛みたいになった
昨日診た患者さん。
女の子14歳。低身長が悩みで、西洋医学の先生に診てもらったら、成長ホルモン剤をもらいました。
飲んだ結果は、上に伸びるのではなくて、横に伸びたのです。それだけではなくて、成長ホルモン剤の副作用で「てんかん」まで発症。発作する時の声も牛と全く同じです。
私が検査したら、
- ふくらはぎが牛みたいに太い
- くるぶしが膝なみに大きい
- 両腕が発達して牛みたい
- 顔の形も牛みたい
- てんかん発作の時の声まで牛みたい
どう見ても牛みたいです。
私の判断は、彼女はきっと牛のホルモン剤を飲んで牛みたいになっている。
皆さん、この子供はどうしたら良いでしょうか?
上記の前後の例、製薬会社はみんな賠償すべきです。しかし、事実は違う。台湾とアメリカのFDAは、みんな製薬会社の付属品。民衆はやられても訴訟する所がないです。死ぬまで被害者のまま。しかも、死ぬ前にたくさんの医療費を払わないといけない。
現在この二人は、私の診療所で治療しています。
私は本当に怒って、血を吐きそうです。
西洋薬のデタラメっぷり、あなたには想像できない!
子供の脳腫瘍、白血病はワクチン接種が原因
今日台湾からFAXがありました。12歳の子供が悪性脳腫瘍になって、抗がん剤を受けているそうです。
子供の親は知らないでしょう。
子供の悪性脳腫瘍と白血病は、ワクチンの副作用。
そうじゃなかったら、まだ子供なのに何でこんな病気になりますか?西洋医学の先生に聞いてみてください。答えは千篇一律、「知りません!」
本当は事実を話せない。
一旦言っちゃったら、大変な賠償額になるから。
それだけではなくて、現在は無効であるのを知りながらも、抗がん剤をすすめているのです。
皆さん、西洋医学の先生に聞いてみてください。
悪性脳腫瘍に抗がん剤は効きますか?
台湾の子を助けられない私は、本当に心痛いです。
尿が出ない患者、漢方薬飲んでから1日20回も排尿し、2週間で10kgもダイエット
ロサンゼルスに住んでいる女性患者。診療所に来れず、FAXに頼って治療した患者です。彼女はレストラン経営で、ずっと立ちぱなし。経営して数年後には、全身のむくみで尿が出ない。階段を登るのも難しくなりました。彼女は友人の紹介で当院に連絡きました。
主な自覚症状は、
- 便秘
- 尿量が少なくて、利尿剤を飲んでも尿が出ない
- 頻尿
- 汗が出ない
- 甘いものが大好き
- 手足は氷みたいに冷たい
- 仰向けで寝た後に起きられなくて、救急車を呼ぶ時もある
私がこの例を挙げたのは、西洋医学は陰陽の概念がないから、西洋薬が効かない事を説明するためです。
中医学の理論では、陽気が詰まる・渋滞すると体は浮腫みます。このような病気、『傷寒雑病論』の処方をよく使う先生とっては簡単。(ダメな中医学先生を叱る所は省略)
彼女は漢方を飲んでから、体内で気が回るのが分かるくらい。そして、体がとても熱くなったそうです。汗が出た後、尿の回数は一日20回。体重は毎日減って、2週間で10kgも減り、体力もだいぶ回復しました。
彼女は「漢方がこんなに良いとは思わなかった!」とビックリして、周りの人に「中医学は素晴らしい!」と宣伝しています。
皆さん、以上の問題があったら、中医学の先生に診てもらってください。きっと良い結果が出ます。
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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