こんにちは、李哲です。
アメリカの著名な中医師、倪海厦(ニハイシャ)先生1の治療例、故事篇專講案例給大家聽(漢唐中醫倪海廈撰寫)を翻訳しました。
乳房が腫れて痛いときは、ほとんど乳腺炎であり、乳がんではありません。また、乳がんかどうかの生検は逆に乳がんを作り出すので、やらないでください!と書かれています。
左乳房にしこりができて非常に痛い女性
08/17/2005、晴れ。
患者さんは女性、42歳、子供は5人いる。ご主人が同伴で来ました。
初診は先週の水曜日。
左乳房にしこりができて、非常に痛い。左胸は腫れているから、右胸よりかなり大きかった。
彼女は先週来た時とても怖がって、ご主人はずっと彼女の手を握って慰めていました。彼女は泣きながら、震える英語で私に話しました。
「ここに来る前に、3人のお医者さんに診てもらったら、全員乳がんだと診断しました。でも、先生たちがすすめる生検をしてないです。4人目の乳がん専門医に診てもらったら、乳がんではないと言われ、生検すらすすめていません。4人目の先生は、乳がんではないと診断したけど、他に解決方法の提案はなかったです」
彼女は戸惑っていました。
みんな西洋医学の先生なのに、診断が違うから。
乳がんではないと断言しても、患者さんは怯えている
彼女は友達の紹介で来ました。私が彼女の5人目の先生。でも、中医学の先生としては初です。
私は彼女の顔色を診て、簡単な質問をして、診察を終えました。乳房の触診もしてない。
私は断言しました。
「あなたは乳がんではない!」
しかし、彼女はまだ怖がっていました。
中医学診断ではただの乳腺炎
最初来たとき、彼女の症状は
- 不眠症
- 便秘
- 乳房が腫れて非常に痛い
- 手足は冷たい
- 脈は浮いて速い
私に言わせると、彼女は西洋医学の先生に脅かされて、体がおかしくなっています。彼女はただの乳腺炎。だから、1週間分の煎じ薬を出して、あと粉薬も出しました。
乳房の痛みはほぼ治り、睡眠・便通もかなり改善
今日再診に来て、すぐ嬉しくてハグをしてくれました。なぜなら、乳房の痛みはほとんど消えているからです。
昨日生理が来たけど、たくさんの血の塊が出て、左胸のしこりはすごく小さくなり、便通・睡眠・体力はかなり良くなりました。
患者さんは乳がんで死ぬのではなくて、恐怖心で死んでいく
今回の治療で、私は治す先生よりも慰める人になりました。西洋医学のボロクソ言わないと、彼女はまた脅かされて、今後乳がんになるかも知れません。恐怖心をなくさないと、いつか乳房が痛くなったらまた魂が飛んでしまう。将来は乳がんで死んだのではなくて、恐怖心で死にます。
彼女を救うために選択肢はなかったです。彼女が笑いすぎてお腹が痛くなるまで、私は西洋医学のボロクソを言いました。
医療保険をすべて解約して、そのお金で車を買うと喜ぶ患者さん
彼女とご主人は全ての医療保険を解約すると決めました。些細な自覚症状があったら、すぐ中医学の治療を受けて、西洋医学とはもう縁を切る。こうすると、彼女は毎月1800ドルも節約できるのです。
「このお金で自分に良い車をプレゼントする!」と、彼女とご主人は喜んで帰りました。
乳房が痛い時は、乳がんではない。生検は乳がんを作り出すから、やってはいけない!
私がこの例を書いた目的は、全世界の女性の緊張感を無くすためです。
乳房が痛いとき、99%乳がんではありません。なぜなら、乳がんは痛くないからです。
あなた達は乳房が痛いと、乳がんではないかと魂まで飛んでしまう。その後、生検を受けると傷口の所に結合組織ができて、袋みたいな所ができます。これで更に母乳が溜まるようになる。つまり、生検を受けると更に乳がんになりやすくなる。
私の臨床経験から見ると、1回目の生検を受けた時は正常。しかし、3回目には乳がんになる。生検の乱用が、乳がんを作り出しています。
生検してない乳がんは治療が簡単
彼女は警戒心が高くて、生検を受けてなかったです。4番目の西洋医学の先生が、生検をススメなかったのも賢い。そんなに役には立てなかったけど、第一歩は正しかったです。だから、彼女が私のところに来た時、治療がとても簡単でした。
彼女はずっと治療を探していたけど、私に出会いました。5番目の先生になって、やっと正しい選択肢になったのです。
皆さんは心配しないでください。
台湾にはたくさんの優勝な中医師がいます。探してみて下さい。きっと優勝な中医師に出会えます。
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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