
悪性脳腫瘍とリンパ腫を患った53歳男性の症例。放射線治療後、抗がん剤で免疫力が著しく低下し肺炎で寝たきりに。中医学的診断、四逆湯を中心とした処方、回復の経過と治療判断の根拠を解説します。
📍 この記事で分かること
1.悪性脳腫瘍とリンパ腫患者の治療経過
2.抗がん剤後に重症肺炎を起こした経緯
3.中医学から見た危険な症状の見方
4.四逆湯を中心とした治療方針
5.「眼力」を重視した診断の考え方
※中医学の第一人者、アメリカの著名な中医師・倪海厦(ニハイシャ)先生1の治療例:2005-7-30治療日記を翻訳しました。
悪性脳腫瘍が改善し、リンパ腫のみ残った53歳男性
7/30/2005。
患者さんはヨルダン人、53歳。
彼は5/24/2005に診察に来たことがあります。当時の治療内容は以下の記事をご覧ください。
彼の病気は悪性脳腫瘍とリンパ癌。
18クールの放射線療法を受けてる間、漢方も飲んでいました。4週間前に検査したら、悪性脳腫瘍は治り、リンパ癌だけが残っている。
中医学の治療でよくなったか、西洋医学の放射線療法でよくなったか?病院の先生もわからないそうです。
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抗がん剤で免疫力が低下し肺炎で寝たきりに
3週間前、リンパ癌がまだ残っていたので、彼は抗がん剤を続けることを決めました。しかし、1クール目の抗がん剤で、全身の免疫力がほぼゼロになり、その後、風邪を引いて肺炎になって、病院で寝たきりになりました。
病院は最強の抗生物質を処方するだけ。
当時、彼の死ぬ確率は十中八九でした。幸いにも最後彼は自力で少し回復して、今日私を探しに来たのです。彼が言うのは、「もう二度と抗がん剤をしないと決めました」
彼が抗がん剤を受ける前に、私は警告したことがあります。
「あなたが必ず抗がん剤を受けると、必ず死ぬ!」
しかし、私の話は彼の耳に入って行かなかったです。だから、今回みたいな九死に一生を得たのです。
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食欲不振・便秘・不眠など危篤状態を示す症状
先週彼は私を探しに来たけど、ちょうど私がいなくて、今日また診察に来ました。自覚症状は
- 顔色が黒くて青い
- 唇は破裂して炎症を起こしてる
- 体はとても痩せて、筋肉がなくなっている
- 声が枯れてる
- 歩く力がない
- 脈はとても弱くなっている
- 完全に食欲が無い
- 味覚がなくなっている
- 大便が出ない
- 喉が乾くけど、飲みたくない
- 夜は眠れない
- 咳が多くて白の痰が出る
中医学診断ですぐ分かるのは、彼はすでに腎臓・胃・肺、肝臓がダメになっています。唯一、彼の病状で有利な所は、まだ眼力があること。中医学理論で言うと「神在人存、神失人亡」。
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四逆湯を中心とした漢方処方
彼を救うのには、メガ級の処方が必要です。
私が出したのは、「四逆湯」 をアレンジしたもの。
- 加工したトリカブト1両(約30g)
- 干姜3銭(約10g)
- 炙甘草1両(約30g)など
そして、小建中湯 を補充として処方。

【▲乾姜の画像】
中医学が重視した「眼力」と病状判断
私はお兄さんに話しました。
「もし漢方を飲んで、夜中お腹が空いて目覚めるようになったら、彼は救えられます。なかったらもう救えません」
実は、私の心の中ではっきり分かっています。
彼は必ず救って来られる。
何故かというと、まだ眼力があるから。
もし一般の中医学先生に彼を任せたら、怖くて診ないかも知れません。きっと「早く病院に行きなさい!」と言います。
皆さん考えて下さい。
彼はやっと病院から逃げ出したのに、また病院に送るのは人殺しじゃなくて何ですか?
また、一般の中医学先生が処方を出すとき、病院の検査データを参照している。これで彼の命は助かりますか?
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抗がん剤治療による経済的負担への疑問
彼のお兄さんは、私に話したのがあります。
「子供5人も養わないといけないです。現在は一銭もないから、なんとか安くしてくれませんか?]
私が西洋医学に対して、一番怒り心頭に発するのがこんな時。高価な抗がん剤は効き目がないだけではなくて、患者を破産させ、最後は命まで取ろうとしてる。これが西洋医学の日常茶飯事!
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診療所の外まで見送る時、彼らが振り返って門前の台湾国旗にお辞儀をするのをみました。彼らは残りの人生で、助けを求める台湾人を見たら、きっと救援の手を出すでしょう。
私が医師を選んだのは、間違った道でした。儲けようにも儲けられない。このような患者さんが多いから。
本当に医師を辞めて商売を始めたくなりました。中医師になると金儲けもできないし、政府の敵にもなるし、本当にメリットが少ない。
最終的に悪性脳腫瘍とリンパ腫が改善した経過
李哲の補足説明:
幸いにも上記の患者さんは漢方薬で完治しました。悪性脳腫瘍とリンパ癌が全部キレイに治ったのです。病院の画像診断でも証明されています。本当におめでとう!詳しい説明は以下の記事をご覧ください。
漢方薬で脳腫瘍・リンパ癌完治!肝硬変腹水消失、大腸がん改善の驚異的症例
脳腫瘍を改善した症例集
👉️脳腫瘍の頭痛・左顔の麻痺は徐々に治り、気持ちまで晴れてきた症例
👉️脳腫瘍の強烈な頭痛、嘔吐、便秘が治り、食欲が戻ってきて気持ちまで晴れた症例
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倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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