こんにちは、李哲です。
アメリカの著名な中医師、倪海厦(ニハイシャ)先生1の2005-5-31の治療例を翻訳しました。
肺がんと子宮筋腫の治療内容が書かれています。特に1週間で子宮筋腫がほとんど消えた例は、私が見てもビックリします。鍼治療では1週間で消えるなんて、無理ですから。さすが!としか言えません。
肺がんと子宮筋腫の治療方法で悩んでいる方は、ぜひ漢方薬も試してください。有能な先生を探せばきっと治ります。
仰向けで寝られるようになり、食欲が増えて両足の冷えが治り、体力が回復した肺がん患者
05/31/2005、雨。
今日、二人の癌患者が再診に来ました。5月23日に書いた二人です。当時の治療内容は以下をご覧ください。
一人目はプエルトリコ人。
彼は漢方を1週間飲んでから、明日からの抗がん剤予約を取り消して、漢方薬治療を続けると決めました。なぜなら、最初来た時、私は「漢方を1週間飲んで変化がなかったら、治療を止めて良い」と話したからです。
彼は最初の1杯目の漢方を飲んでから、漢方の力が右肺の下まで行くのが分かるそうです。その場所が、ちょうど西洋医学の検査で分かった癌の病巣。
ほかの症状の変化は、漢方を飲んでからたくさんの痰が出て、便通はとても良くなり、今は仰向けで寝られる。食欲はたくさん増えて、両足も暖かくなり、体力もかなり回復。
彼の舌を見たら、最初両側にあった黄色くてネバネバする物が全部治りました。いろんな変化があったから、彼は慌てて再診察に来たのです。「抗がん剤を続くと、私は二度と治療しない」と私が言ったのも原因でした。
このような患者さんは、西洋医学の治療さえしなければ、『傷寒雑病論』の処方ですごく良い効果が出ます。しかし、一旦西洋医学の治療が入ると、すぐ危篤な状態に陥る。
彼は今日「手の骨が痛い」と言ってました。なぜなら、骨の上に癌ができて、石みたいに硬いからです。彼はまだ状況が良くない「厥陰症」段階にあります。もし、治療して「陽明症」の症状が出れば、完全に救って来られる。
正統派の中医学理論は非常に明確です。
患者さんが今どの段階で、治療中にどういう変化が出るかを最初から予測できる。
上記の患者さんを、アメリカの一般中医師に渡すと結果が違うかも知れません。一般の中医師は、「癌は西洋医学の治療がメインで、中医学は補助なやり方」だと言います。結果的に、患者さんは漢方薬飲んでも死ぬ。
1週間で子宮筋腫がほとんど消えて、便通が良くなり、冷え性が治った女性
二人目の患者さんは、50歳の女性。
今日で2回目の診察です。
彼女は診療所に入って私を見た時、明るく笑いました。このような笑い、私は何回見たかも知れません。
お腹の腫瘍は、触診では分からないくらいまで小さくなって、少しだけ圧迫感がある。便通は良くなり、両足も暖かくなって、体力が回復。
「1週間しか飲んでないのに、こんなに変わるなんて!」と彼女は驚いてました。
彼女の質問は、ほかの患者さんからも聞かれる内容でした。
「このような漢方薬は、先生しか使わないですか?他の漢方医も使ってますか?」
私は顔が赤くなって、英語で答えました。
「中国人ならみんな使ってます。大した処方ではありません。」
『傷寒雑病論』の処方は、みんな一発で的中。
これは『傷寒雑病論』の処方が正しい事を証明します。(ダメな中医学の先生を叱るところは省略)
毎日患者さんが多くて大変。
他にもたくさんの書いてない患者さんがいます。以上の二人は感慨深くて書いた例です。
私はただ『傷寒雑病論』の処方を使っただけなのに、1週間で著しく改善。『傷寒雑病論』の処方は、中国1000年以上の臨床効果で検証された聖人・先輩たちの知恵の結晶です。
私はこんな知識を途絶えさせません。
必ずたくさんの学生さんを育てて、もっとたくさんの患者さんを救えるようにします。
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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