こんにちは、李哲です。
アメリカの著名な中医師、倪海厦(ニハイシャ)先生1の治療例、故事篇專講案例給大家聽(漢唐中醫倪海廈撰寫)を翻訳しました。
アメリカ人が子供に飲ませるビタミン剤・抗生物質がどれだけ毒なのか、そして、子供の腰痛・背中の痛みは鍼1回で治る事を知ってください。文中の最後には、扁桃腺炎を予防する薬膳料理の紹介があるので、メモして保存しておくことを勧めます。
腰と背中がだるくて痛い子供、鍼1回で治った
04/30/2005、晴れ。
白人のぽっちゃりした子供、10歳、母親が同伴で来ました。
子供は初診は二日前。
来た理由は、腰と背中がだるくて痛いから。
私「いつから痛かったですか?」
お母さん「一年くらいです」
私はすぐお母さんのボロクソ言いました。
「背中の痛みは簡単に治るのに、1年もムダにするなんて!」
お母さん「最近は背骨のMRIを撮るつもりだったけど、友達がニハイシャ先生に先に診てもらったら?と言われたので来ました」
この話を聞いて、更に頭に来ました。
「子どもの治療には、1つのツボしか要らない。しかも鍼治療はその場で治ります!」
お母さんは私の話を聞いて、バカみたいに愕然とした表情。
私は子供の臨泣穴に刺して、すぐ針を抜きました。その後、子どもに「腰を動かしてみて」と指示。
子供「痛くないよ、もう治った!」
お母さんは目が点になり、「本当に痛くないの?!」と何回も質問してました。
私は子供に話しました。
「今後は誰にも背骨をいじらせないで。とこか辛くなったら、私を探しに来て下さい。あなたのお母さんが、どんなに手術を同意しても、拒否してここに来なさい。お母さんの話を聞いてはダメ!あなたのお母さんは、西洋医学に洗脳されてあなたを助けることができない。あなたのお母さんは、絶対あなたを愛してる。しかし、あなたの健康を守る事ができない!」
抗生物質、ビタミン剤で肝臓がやられ、背骨が痛くなって途中覚醒の症状が現れる
今日、子供がまた来ました。
私「背中がまだ痛いですか?」
子供「そうです。しかし、今度は違うところが痛いです」
患者が多すぎて、詳しくお母さんに質問ができなかったから、ほとんど「望診」のみ。チェックしてみたら、なんと背骨の第九番目が痛い!
これを見て、私はまた怒り出してお母さんを叱りました。
私「あなたの扁桃腺は、もう切除したでしょう?」
子供は頷いてました。
私「扁桃腺を切除したあとから太ったでしょう?」
子供とお母さんは頷いてました。
私「ちょっとした病気の時、お母さんは抗生物質を飲ませるでしょう?病気にならなくても、お母さんがビタミン剤を飲ませるでしょう?」
子供は頷いてました。
私「あなたは夜中1時~3時の間に、よく目が覚めるでしょう?」
子供とお母さんは頷いてました。
私は猛烈にお母さんを叱りました。
「あなたは本当にバカ親!あなたは子供を愛してるけど、子供に害を与える事しかやってない。そんなに育児ができなかったから、娘さんを私に預けて。あなたの娘さんは、既に肝臓がやられています。だから、第九番目の背骨が痛くなって、夜中の1時~3時の間に目が覚める。
すべては、あなたが小児科先生の話を信じ過ぎたからです。
我々中国人は、何十億の子供を育ててきました。我々こそ育児方法が分かります。今後、育児方法は中国人のお母さんに聞いたほうが良い!」
漢方を処方して、私は子供に言いました。
「毎日朝までグッスリ眠れるようになったら、漢方を止める時です!」
背中の痛みは鍼一回で治った
その後、私は子供の肝経の「行間穴」に針を刺して、すぐ出しました。子供の背中の痛みは、1回で完治。隣のお母さんは、治った子供を見て完服。
私はお母さんに話しました。
「あなたが信じてる西洋医学は、まるで幼稚園の子供。しかし、中医学は既に博士になっている大人です。こんなくだらない小さな病気、中国と台湾の任意の中医師でも治せます」
永遠に扁桃腺炎を予防する薬膳
皆さん、子供が扁桃腺炎になった時、鍼灸或いは漢方で治せます。扁桃腺炎にならないように予防になる薬膳があるので、メモしてください。
扁桃腺炎に対する中医学の予防方法は、こんなに簡単です。
大動脈解離の前兆がある患者、生のトリカブトで治せる
白人男性、58歳、体重は140kg。
血糖値、コレステロール、心臓疾患、高血圧の薬を飲んで、必死に色んなビタミン剤を飲んで、体力を上げようとしています。
彼の最初の症状は、
- 食欲が強すぎ
- 不眠症
- 性的機能は全くない
- 両膝が痛い
彼は未来の長寿村の村民たちが、捕まってここに送ってきました。彼が言うのは、「もしここに来なかったら、誰も同情してくれません。誰も友たちになってくれないです」
彼は標準的な里寒症で、外側に現れた熱い症状は偽症状。西洋医学の言葉でいうと、彼は既に大動脈解離(だいどうみゃくかいり) の危険性があります。一旦発作したらほぼ即死。たとえ病院に運ばれて治療しても結果的には死にます。
大動脈解離の治療で、中医学は生のトリカブトが必須。最初の処方で、私は一日7銭(21gくらい)を出しました。患者が飲んだあとに、どんな反応があって、どのくらい良くなるかは、私は最初から知っています。
大動脈解離(だいどうみゃくかいり) がよく発作する年齢は55~60歳。彼は58歳で、とても危険な年齢である。この時ちょうど私に会って、しかもこんな処方を出すのは私だけです。
将来的、人紀の生徒さんたちはみんなトリカブトとか硫黄の使い方が分かるはず。それ以外に炮附子、烏頭、天雄、生半夏、甘遂、芫花、大戟、牽牛などの毒性がある生薬も使いこなせる。
こんな生薬がなかったら、どうやって重病を治せますか?
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
コメント
id:bumeesha
bumeeshaさん
ブコメありがとうございます。
ニハイシャ先生は辛口だけど、正しいことを言っています。
良薬口に苦しですね。