こんにちは、李哲です。
長生きは何時の時代になっても話題になる内容。
始皇帝を含む皇帝から一般庶民まで、長生きする養生法があったらみんな欲しがります。
どうすれば健康で長生きするのか?
古代の人々は、すでに何件か答えをくれました。
たとえば腹八分目、早寝早起き。
それでは、上記の項目を守らないと長生きできないのか?
臨床での患者さんたちを見ると、そうでもないのです。
お酒をガブガブ飲んでいるのに、100歳まで生きたお父さん
当院の男性患者から聞いた話。
男性のお父さんは99.7歳まで生きました。あと3ヶ月で100歳になる。男性として、相当な長生きです。
私は興味津々でその「秘訣」を聞いてみたけど、結果を知った時ビックリしました。男性が言うのは、お父さんはなんとお酒が大好きで、毎日飲んでいた。しかも、ベロンベロンにならないとすまない。死ぬ日までガブガブ飲んでいた。
私が男性に確認したところ、お父さんはおおらかで人で、特に悩み事もないそうです。
他の男性がこんな生活をしたら、99歳まで生きるのは無理ですね...肝臓がんと肝硬変で40代、50代で死にます。
95歳の元気なおばあちゃん、早寝早起きしない
当院に通っている95歳のおばあちゃん。よく夜中の1時までテレビを見て、朝遅く起きる生活をしています。しかし、おばあちゃんは膝が痛くて歩けない以外、なんの不調もないです。
普通だったら、早寝早起きの養生教訓ですが、おばあちゃんのやり方は全く逆!
ちょうどニハイシャ先生の弟子たちのHPで、似たような内容を見ました。
1人の弟子、親族の中に100歳のおじいちゃんがいたので、秘訣を聞いてみたら、毎日読書してテレビを夜中の2時まで見て、朝は10時まで寝てるそうです。
養生しなくても長生きするのは、なぜ?
以上の例をあげて、何を言いたいかというと、大多数の長生きした人は確かに運動.飲食.生活習慣などに気をつけているから長生きできたのです。しかし、ある人たちの長生きは養生と関係がない。
- お酒飲んでいるのに肝臓がんになってないし、他人より長生き。
- タバコ吸っているのに、肺がんにもならないで長生き。
- 夜更かしてるのに長生き。
言い換えると、
養生すれば必ず長生きするとは限らない。
長生きした人は、必ず一般的な養生法を実践したとは限らない。
なぜこんな事が起きるかは、ニハイシャ先生の弟子たちも疑問を持っていました。そして、弟子たちが出した推測は以下の2点。
- 長生きする運命である。
これは神様がくれたプレゼントで、個人の養生習慣とは関係ない。 - 人間の心の力。
心の力が、養生法よりも大事!
1番目の運命は、人間がコントロールできるものではありません。これは人間を作った神様が決めるものですから。しかし、二番目の心の力は自分で調整・鍛えられます。
特に95歳のおばあちゃんと一緒にくる娘さんを比較した時、私はよく分かりました。どうしよう~とよく悩む娘さんと違って、おばあちゃんはいつもアッハッハで楽観的。なんにも心配しないし、なんにも怖がっていません。
おばあちゃんが私に言ったのは、
「まあ、この膝はなんとかなるでしょう。
孫たちも大きくなったから、自分で何とかするでしょう...」
心に影がないのです。
健康で長生きするために、腹八分目にして早寝早起きし、適当に運動するのはもちろん必要な項目です。
ただし、それよりも大事なのが「心の力」。
なにも心配しない、怖がらないことです。
極端なたとえ話をすると、あなたの心の力が強ければ、体に悪いと言われるコンビニ食を食べても、タバコ吸ってお酒をガブガブ飲んでも、ほかの人より十分長生きするのです。
世の中にはたくさんの健康法・養生法があるけど、穏やかな心が最重要。ほかの早寝早起き、腹八分目、無農薬野菜などは、みんな二の次の事です。
早寝早起き、腹八分目、適当に運動などを守りながら、穏やかな気持ち(心)をずっとキープすれば、あなたは絶対にナンバーワンの長生きの名簿に入ります。
人間の心(気持ち)がどれだけ五臓六腑に強く影響するかは、ほかの小論文で説明しました。どうぞ参考になると幸いです。
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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