整体も鍼も効かない…それでも諦めず家族を治した「漢方処方」の記録(シリーズ2)

👉 このシリーズの全話をまとめて読む:
中国での漢方と鍼治療シリーズ(全7話)

帰国して家族を治療し始めたものの、整体も鍼も思うように効かない――。 「このままでは治せない」と焦りながら、最後に頼れるのは漢方だけでした。

滞在はわずか6日。 その短い期間で、母と祖母の痛みをどう改善させたのか。 シリーズ第2話では、漢方処方の内容と治療の裏側をお話しします。

目次

母には整体で治療

自分が持っている武器は、整体と足ツボ。
そして生薬と鍼灸の知識。

お母さんはまだ骨が丈夫なので整体は2回できたけど、お婆ちゃんは骨がボロボロだからできませんでした。

鍼治療で効果が出なかった理由

中医学の勉強はまだ途中だから、不安はけっこうあったけど、もうやるしかなかったです。

お母さんとお婆ちゃん。
二人とも膝の痛みがあるので、最初は鍼治療をやりました。

しかし、鍼を刺してから自分のレベルが、どのくらい下手くそかが分かりました。

正しい場所を刺すと、気が集まって患者はビリビリする感じとかあるのに、8本刺して4本しかそんな感じがない。だから終わっても楽になる感じがしない。

本当の鍼だったら、1回でも効果が分かる。

鍼がダメではなくて、自分のレベルが足りないから、即効性がないだけ。

鍼を使いこなしたら、1発で効果が出たはずなのに...すごく悔しくなりました。まだまだ練習が必要だな...

2026-07-10追記:
14年たった今、立派とは言えませんが、以前よりだいぶ進歩。おかげで、たくさんの膝痛の患者さんを治しました。以下は一つの症例、参考になると幸いです。

🔗膝の痛みで歩けない70代女性が鍼治療で約2ヶ月で回復!1日2万歩も可能に

漢方薬の処方内容

針はダメで効果がなかったけど、まだ漢方がありました。
これが幸いなこと。

家にいる日にちが6日しかないので、着いた日に急いで漢方を煎じて飲ませました。とりあえず3日飲んで、状況を見て処方を変えるかどうかを判断する。

お婆ちゃんは、「桂枝湯」を元にして、腕の骨折したところを接続する生薬、腎機能強化、血をサラサラにする、膝の痛みを治すための生薬をプラス。

お母さんは「桂枝芍薬知母湯」を元にして、腎機能強化、膝の痛みを治す生薬をプラス。

処方はほぼ同じでした。
中に入ってる生薬は、桂枝20g、炮附子20g、芍薬25g、三七40g、続段50g、牛膝40g...など。

手指関節痛が漢方で完治し、冷え性・胃痛も改善した症例(桂枝芍薬知母湯)もあるので、よかったら参考にしてください。

附子(トリカブト)20gでも安全な理由

処方を見て、日本の漢方医はビックリするかも知れません。

附子(トリカブト)20g???
殺す気?
ほかの生薬も多すぎだよ!

しかし、私のお母さんはちゃんと生きてます。

トリカブトに関して誤解が多いようですが、私が書いた附子・天雄・烏頭の違いと効能を解説した小論文を見れば、トリカブトに対する恐怖がなくなると思います。

↓続きの記事↓

膝痛の関連症例まとめ

🔗80歳男性、引きずるくらいの膝痛、鍼5回でほぼ治った一例

🔗膝に水がたまりしゃがめないのは漢方薬と鍼で治った

🔗膝痛で歩けない70代女性が鍼治療で約2ヶ月で回復!1日2万歩も可能に

🔗正座できない膝痛が鍼で劇的改善した50代女性の例

🔗膝裏外側の痛み、頭の外側の痛みを鍼1回で治した例

👉 このシリーズの全話をまとめて読む:
中国での漢方と鍼治療シリーズ(全7話)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次