帰国して家族を治療し始めたものの、整体も鍼も思うように効かない――。 「このままでは治せない」と焦りながら、最後に頼れるのは漢方だけでした。
滞在はわずか6日。 その短い期間で、母と祖母の痛みをどう改善させたのか。 シリーズ第2話では、漢方処方の内容と治療の裏側をお話しします。
母には整体で治療
自分が持っている武器は、整体と足ツボ。
そして生薬と鍼灸の知識。
お母さんはまだ骨が丈夫なので整体は2回できたけど、お婆ちゃんは骨がボロボロだからできませんでした。
鍼治療で効果が出なかった理由
中医学の勉強はまだ途中だから、不安はけっこうあったけど、もうやるしかなかったです。
お母さんとお婆ちゃん。
二人とも膝の痛みがあるので、最初は鍼治療をやりました。
しかし、鍼を刺してから自分のレベルが、どのくらい下手くそかが分かりました。
正しい場所を刺すと、気が集まって患者はビリビリする感じとかあるのに、8本刺して4本しかそんな感じがない。だから終わっても楽になる感じがしない。
本当の鍼だったら、1回でも効果が分かる。
鍼がダメではなくて、自分のレベルが足りないから、即効性がないだけ。
鍼を使いこなしたら、1発で効果が出たはずなのに...すごく悔しくなりました。まだまだ練習が必要だな...
漢方薬の処方内容
針はダメで効果がなかったけど、まだ漢方がありました。
これが幸いなこと。
家にいる日にちが6日しかないので、着いた日に急いで漢方を煎じて飲ませました。とりあえず3日飲んで、状況を見て処方を変えるかどうかを判断する。
お婆ちゃんは、「桂枝湯」を元にして、腕の骨折したところを接続する生薬、腎機能強化、血をサラサラにする、膝の痛みを治すための生薬をプラス。
お母さんは「桂枝芍薬知母湯」を元にして、腎機能強化、膝の痛みを治す生薬をプラス。
処方はほぼ同じでした。
中に入ってる生薬は、桂枝20g、炮附子20g、芍薬25g、三七40g、続段50g、牛膝40g...など。
手指関節痛が漢方で完治し、冷え性・胃痛も改善した症例(桂枝芍薬知母湯)もあるので、よかったら参考にしてください。
附子(トリカブト)20gでも安全な理由
処方を見て、日本の漢方医はビックリするかも知れません。
附子(トリカブト)20g???
殺す気?
ほかの生薬も多すぎだよ!
しかし、私のお母さんはちゃんと生きてます。
トリカブトに関して誤解が多いようですが、私が書いた附子・天雄・烏頭の違いと効能を解説した小論文を見れば、トリカブトに対する恐怖がなくなると思います。
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