こんにちは、李哲です。
今日は9歳の女の子とお母さんの話です。この親子は、前の記事で書いたことがあります。詳細は以下をご覧ください。
彼女たちに面白いことがあったので、記事として書きます。
女の子が来た時、足裏とか押してみたけど、調子は良い感じでした。昔みたいに食べて気持ち悪いのは、もう治りました。斜めになった背中も、気にならない程度でした。
子供の施術をする時、お母さんから以下の話を聞きました。そろそろ小学校の運動会があるそうです。娘は運動神経が得意ではないので、マラソンで毎年14位くらい。今回の練習では根性で走って、11位になったそうです。(10位までは、全部スポーツ部の部員たち)
「10位までだと特別撮影の待遇があるのに、11位からは何もないです。。。」お母さんはちょっと残念そうな顔で話しました。
「難しいことは無いですよ!」と私が言ったら、お母さんはビックリして質問して来ました。
お母さん「何かいい方法あるんですか?」
私「もちろん!足の三里のツボで、毎日お灸をすると足が速くなります。」
私の話を聞いて、お母さんは目が点になりました。
「本当かよ?!」の感じ。
でも、「可能性があればやる!」の勢いだったので、親子が帰るとき足三里にマークを付けてあげました。その後はずっと連絡がなかったので、この事を忘れてました。
1ヶ月後に、親子が来たとき、子供から笑っちゃう報告がありました。
「ありがとうございます。8位になりました!」
子供がお灸したのは3日だけ。
1日2回。
3日だけなので、完全にお灸のお陰とは言えないですが、とにかく結果が良くて良かったです。もし2ヶ月とか3ヶ月やれば、確実に足が速くなるはず。
スポーツ競技で中医学を利用すると、成績も良くなるし、怪我もすぐ治してくれます。鍼灸と漢方の治療効果は抜群。残念なのは、こんなチームはまだ少ないですね。みんな先進そうな機械、手術台、リハビリ機器...これで体がよくなるかな??
足の三里にマークを付けるとき、「背が伸びるツボもありますよ」と話したら、お母さんはすぐ両手を振ってました。「今でもクラスですごい背が高いのに、あまり高くなると困ります。嫁さんになれないかも。」
背が高すぎも悩みになるなんて、羨ましいですね。私はもう少し高くなって欲しかったけど、もう歳を過ぎたから無理。
お母さんは、一つ気になる症状がありました。子供は温かいお風呂に入ったあと、体に蕁麻疹みたいなものが出る。ちょっと待っているとまだ徐々に消えるそうです。つまり、熱くなると一気に赤い蕁麻疹が皮膚に出て、冷めるとなくなるのです。
原因は出切ってない汗が皮膚の下にあるから。
恐らく、出切ってない汗は1ヶ月前のマラソン大会が原因です。こんな寒い時期に、一生懸命走ると汗かくでしょう。しかし、外が寒いので皮膚の穴は閉めやすいのです。体が強い子だったら、自らの力で汗を出し切れますが、少しでも弱い子だと若干は残る。熱に当たった時、この古い汗のせいで痒くなったり、赤くなったりするのです。
この症状は簡単な漢方で治せますが、症状がひどくなければ、よく寝るだけで蕁麻疹も徐々に出なくなります。
冬は貯蔵の時期で、よく寝ないと駄目です。なのに、マラソンなんかやったら、貯蔵のところか逆にエネルギーを消耗する。運動は確かに体を鍛えますが、寒い時期に汗だくで走るのは過度です。健康とはつながりません。
(おわり)
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