風に当たると勝手に涙が出るのは、肝臓と腎臓が原因である

こんばんは、李哲です。

風に当たると涙が止まらない——。
年齢のせいでも、ただの乾燥でもありません。

中医学では「腎の弱り」と「肝に入った風邪(ふうじゃ)」が原因と考えます。

この記事では、涙が勝手に出てくる理由を中医学の視点でわかりやすく解説します。

✅️ この記事で分かること

1.風に当たると涙が止まらない本当の原因
2.腎の弱り(腎虚)と肝に入った風邪(ふうじゃ)の関係
3.風がなくても涙が勝手に出てくる2つの理由  (鍼治療中の号泣/更年期の涙もろさ)
4.腎と肝が弱くなる生活習慣
5.中医学での改善方法と代表的なツボ
6.涙目・涙が止まらない症状の改善症例

目次

風に当たると涙が出る原因は「腎」と「肝」にある

風に当たると涙が止まらない原因(=涙目の原因・涙が勝手に出てくる理由)は大きく2つあります。

腎が弱ると涙が漏れやすくなる(腎虚・腎不納気)

腎臓が弱いと「腎不納気」の現象が起きるので、液が上に漏れて、涙として出る。

「腎不納気」というのは、腎臓が弱くなり、呼吸するとき吸った空気をちゃんと一番下の腎臓まで入れることができないことです。皆さんの認識では、呼吸は肺のことだけだと思うかも知れませんが、実は腎臓の役割も大きいのです。

「腎不納気」がある方は、息をたくさん吸うこと(深呼吸)ができません。体力も同年代の人と比べて、衰えている方が多いです。

ちなみに、深呼吸ができないのは、足つぼ整体もしくは鍼で簡単に治ります。以下は一つの症例、参考にして下さい。

🔗生理中の息苦しさや深呼吸の困難を足ツボで改善した症例

肝と目に風邪(ふうじゃ)が入ると涙が止まらなくなる

理論的根拠は中医学の聖典:『黄帝内経』に記載されています。

▼「目は肝臓とつながっている」と説明した文章。

东方青色,入通于肝,开窍于目,藏精于肝

引用先:『黄帝内経・素問・金匱真言論』

▼風が目に当たると涙が出る原因が述べられています。

是以冲风,泣下而不止。夫风之中目也,阳气内守于精。是火气燔目,故见风则泣下也。有以比之,夫火疾风生,乃能雨,此之类也。

引用先:『黄帝内経・解精微论篇第八十一』

風邪が目に入ったと言うけど、実際には肝臓にも風邪(ふうじゃ)が入っています。

腎と肝が弱くなる生活習慣

原因は様々ですが、考えられるのは以下の数点。

  • 病院の薬
  • 夜更かし
  • 大量のお酒
  • 人工的なサプリ・ビタミン剤
  • 加工した食べ物(乳製品はもっとも腎臓に悪い)
  • 人工的に作られた飲み物(コーヒー・清涼飲料水など)

🔎あわせて読みたい:髪の毛が抜けるのは、腎虚証。腎臓を養う一番良い方法は「寝る」こと

薬・サプリ・加工食品が腎を弱らせる理由

もっとも殺傷力が強いのは、病院の薬。

たとえば高血圧を下げる薬、コレステロールを下げる薬、血糖値を下げる薬。すぐにはダメージが現れないけど、数年後・数十年後には腎臓がダメになって、腎不全になる方もいます。以下は一つの漢方薬症例、参考にして下さい。

🔗高血圧薬の副作用で腎不全になった男性

長期的に病院の薬を飲むと、肝臓と腎臓に大きな負担がかかり、視力低下になるだけではなくて、涙が勝手に出る症状も出る可能性が大きいです。

現在の若者でも涙目になっている理由

風に当たると涙が止まらない患者は、昔は年寄りだけでした。

年をとると、自然に肝臓と腎臓が弱くなるから、こういう症状が出るわけです。

しかし、最近は若者まで患者になっています。

食事と生活環境が変わって、ちょっとした事でも病院の薬を飲まされる。それが当たり前だと思わせる世の中。被害が若者まで広がったのは悲しいことです。

風に当たると涙が出る目もとのクローズアップ写真
風に当たると涙が止まらない症状を表す目もとのクローズアップ。

勝手に涙が出てくる原因|ふうじゃ以外の2つの理由

風に当たっていないのに涙が勝手に出てくる場合、 中医学では以下の2つのケースがよく見られます。

鍼治療中に大泣きするケース(隠れたトラウマ・深いストレス)

鍼を刺した瞬間に突然泣き出す方がいます。 これは「ふうじゃ」ではなく、内臓に溜め込まれた深いストレスが解放される反応です。

中医学では、 肝は情志(感情)を司り、ストレスを溜め込みやすい臓器

そのため、肝の経絡を刺激すると、 隠れていた感情が一気に表に出て涙として現れることがあります。

🔗 鍼治療中に4人の女性が号泣した症例はこちら

更年期障害で勝手に涙が出るケース

更年期では、 肝・腎の陰血が不足し、情緒が安定しにくくなるため、 理由もなく涙が出ることがあります。

中医学ではこれを「肝腎陰虚」「心肝不和」などと捉えます。

実際に、 「よく泣く」「涙が止まらない」「夢が多い」などの症状は、 更年期の典型的なサインです。

🔗 更年期で涙が止まらない症状を漢方14日で改善した症例はこちら

中医学での改善方法と代表的なツボ

上記では風邪(ふうじゃ)が目に入ったのが涙が出てくる原因だと話しました。そして、目は肝臓の経絡とつながっています。

漢方薬でも涙が勝手に出る症状を治せますが、鍼灸のほうがもっと早いかも知れません。

面白いのは中医学が治すとき、肝臓のツボを選ぶのではなくて、肝臓と表裏関係になっている胆経のツボを選ぶ。もっとも有名な治すツボは、頭臨泣と光明です。頭臨泣を利用して治した症例は以下をご覧ください。

患者さんの気づきが示す「食の本質」

ちなみに、質問した女性の知恵に驚きました。

「お腹がいっぱいになれば良い」という考えで、食事をしているといけないと思っております。

「生命を支えている」。
生きているってことは、「他の命」を頂いていると言う訳ですよね。

▲質問した女性の話の一部分

素晴らしいです!
感服しました。
たくさんの親が、彼女みたいに食事を真剣に取り組んだらいいですね…

ちなみに、彼女が当院を紹介した記事は以下になります。参考になると幸いです。

風に当たると涙が。。。〜中医学アドバイス〜 | 幸せの数珠つながり 【神戸・北区】活性化セラミックと無農薬野菜とアロマで元気に幸せを引き寄せよう

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