
こんにちは、李哲です。
不妊治療のために、当院の足つぼ整体を受けた方はいました。結果で言うと、施術で自然妊娠できる確率は非常に高い。以下は一つの例、10年ぶりに妊娠した女性の話です。
妊娠した後でも足つぼ.整体の施術ができますが、通院が大変だと思います。来れない方は、『傷寒雑病論』に載せいている漢方薬を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
母体(お母さんの体)を養う「当帰散」
当帰散には、当帰・川芎・芍薬が入っているので、補血作用が強いです。つまり、お母さんの血を養うことができます。
常用すれば妊娠中に貧血になることもないし、胎児にもたっぷり血液が行くので、元気な赤ちゃんが生れる。お母さんは出産後、病気にもなりにくいです。
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当帰散と当帰芍薬散は似てるけど、違う漢方薬なので気をつけてください。当帰芍薬散のほうが、澤瀉(たくしゃ)と茯苓(ぶくりょう)が多いです。この2つは水を出す生薬。胎児の羊水まで減るから、妊婦が養生する漢方薬ではありません。
含有している生薬(構成) | ||||||
当帰芍薬散 | 当帰 | 芍薬 | 川芎 | 白朮 | 澤瀉 | 茯苓 |
当帰散 | 当帰 | 芍薬 | 川芎 | 白朮 | ☓ | ☓ |
妊娠中の不正出血、腹痛を治す「当帰芍薬散」
妊娠してから不正出血が続く、もしくは腹痛が激しくて流産する方もいます。病院に任せたら、もちろん流産の結果になるだけ。しかし、漢方薬・鍼灸なら副産物なしで治せます。
漢方薬症例は以下をご覧ください。
鍼灸症例は以下の記事が参考になります。記事中の患者さんは妊婦ではないですが、治し方は同じ。あなたが妊娠したかどうか関係なしで、不正出血であれば同じツボで治します。
胎児を養う「白朮散」
白術散には牡蠣が入っているので、カルシウム補給になります。つまり、胎児の骨格補強になる漢方薬。アマゾンにはなくて、楽天で売ったましたのでリンクを貼っておきます。
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白術散の構成は、以下のとおり。
- 白朮
- 川芎
- 牡蠣
- 山椒
日本では白術散の販売はなくて、参苓白朮散がありました。ただし、これはまた違う商品なので、間違わないでください。
漢方薬は名前が少々違うだけで、構成と効能が変わるのがややこしいところですね。
つわりを治す「乾姜人参半夏丸」
妊娠2ヶ月から3ヶ月の間に、気持ち悪い、吐き気、嘔吐が激しい妊婦がいます。日本語では「つわり」といいますよね。つわりで苦しいときは、乾姜人参半夏丸 を飲めばすぐ治ります。

漢方薬が嫌の方は、足つぼ整体もしくは鍼でもつわりを治せます。関連の症例は以下をご覧ください。


おわりに
妊娠は10ヶ月で、長い旅です。
つらいこともあると思いますが、漢方などの知識があれば、楽しい旅になると思います。また、漢方薬以外に足つぼ整体・鍼灸も一つの有力候補なのでぜひ参考にしてください。
上記に書いてない症例も貼りました。妊娠中によく見かける腰痛・坐骨神経痛の症例です。


それでは、
妊娠中のトラブルが少なくて元気な赤ちゃんが生まれることを祈ります。
(おわり)
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