こんばんは。李哲です。
今日は頭痛の一つ:偏頭痛に関して話します。
偏頭痛は胆のうの経絡と密接な関連性がある
偏頭痛の原因に関して、
いろいろ説がありますが、
今回は経絡の流れから説明してみます。
中医学の経絡 理論から見ると、頭の両側を流れて
いるのは足少陽胆経(胆のうの経絡だと考えていいです)。
頭の両側が痛い場合は(偏頭痛)、
胆のうの経絡に問題があると考えられます。
なぜ問題が出るか?
よくある可能性は:
- 考えすぎ(特に決断すること)
- 怒りすぎ
- 胃腸の問題で、胆のうの経絡を養う力が足りない
(もちろん、これ以外にも原因はあります)
この中で1番と2番が大事です。
気持ちと言うのは、非常に身体に影響があること。
ここで、中医学と西洋医学の違いを一つ話します。
中医学(東洋医学)は、人の気持ちをすごく大事にしている。
人間の『七情六欲』 は病気のもとになる、と考えています。
それだけではなく、違う気持ちで病気を治すときもあります。
例えばうつの人には、笑い番組とか見せてわざと笑わせる。笑いすぎて病気になった人は、威厳な先輩を呼んでわざと怖がらせる。
これは、すでに2500年前の『黄帝内経』 に書かれています。
西洋医学では、ここまで内臓との関連性がないですね。
というか、まだ認識が浅すぎです。
西洋医学は見えないものは、認めないから。
統計したことがないですが、偏頭痛は女性に多いと思います。
なぜかと言うと、女性は『感情的な動物』だから。
(暴言で失礼しました)
偏頭痛を整体ですぐ治した例
今も覚えている実例がありますが、
何年前に一人の女性は偏頭痛がひどかったです。
彼女の場合もそうですが、やはりなにか考えることが
多い感じでした。常になにかを心配して、それで夜には
眠れなくなったりとか。
整体で偏頭痛を治療すると、10分くらいで頭痛がなくなります。
万全のため、もちろん頭だけではなくて、肩も首も腰も全部ほぐしておく。
流れと言うのは、部分的なものではないですからね。
普通は、頭のツボを押すと気持ちよくなり、眠くなりますが、
偏頭痛の場合は、頭を押すと痛くて目が覚めるのです。
電気が走るような感じがする、星がたくさん見える、
と聞いたこともあります。(笑)
でも、終わった後は、指で押した痛みもないし、
頭痛もなくなります。
頭痛だけではなく、身体全体的に軽くなる。
中国式整体だったら、
これは普通にできるものだと思います。
今のPriv Careにも頭痛の方は多いです。
ただ、みんなほかの頭痛以外に腰痛、首が曲がらない、膝が痛いなどの症状が重なっていて、頭痛だけの文章はなかなか書けなかったのです。
胆のうの経絡と性格・職業の関連性
中医学で言うと、
胆のうは『中正之官、決断出焉』。
その意味は:
決断をするとき、胆のうが働いていること。
これにしようか?
あれにしようか?
よく迷う人は、胆のうの機能がうまく働いてないです。
胆のうが弱いとも言えるのです。
逆に言うと、決断ばかりする人は、胆のうの力をかなり使うから、胆のうの力が弱くなりやすいし、胆のうの経絡がつまりやすいです。
策士とか、会社の社長とか、製作部の人とか...
こういう人は、偏頭痛になりやすいですね。
今までこういう患者は何人見たか分かりません。
頭を触れば、頭痛があるかどうかも分かるし、
職業で何をしているかも分かります。
でも、こんなくだらないこと分かっても、頭痛が軽くならなかったら、何も意味がないですね(一笑)
足つぼで偏頭痛がその場で軽くなる方もいますが、
整体の後に軽くなる人のほうが圧倒的に多いです。
なぜかと言うと、整体は直接につまっているところを
押すことができるから、即効性があるわけです。
頑固な偏頭痛もありますが、こういう場合は
刮沙(グァーサ)の登場も必要ですね。
1回でダメだったら、2回3回まで。
繰り返しすれば、必ず効果は現れます。
(おわり)
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