【※本記事は2020-01-19更新しました】
中医学で頭痛は痛い部位によって、治すツボが違う
こんばんは。李哲です。
先週いい事例があったので、今日は頭痛に関して少しだけ話します。
西洋医学では、頭痛をどう分類するか分かりませんが、中医学は経絡の流れから分けて治療のツボも変わります。
①足厥陰肝経 が頭の天辺を通るので、頭のてっぺんが痛い人は、肝臓のトラブルが先に考えられます。
頭頂部の痛みの鍼治療例は、以下の記事が参考になると思います。
②頭前は足陽明胃経 が流れているので、頭の前が痛い人は、胃経の問題が先に考えられる。
おでこの痛みの鍼治療は、以下の記事が参考になると思います。
③頭の両側は足少陽胆経 が流れているので、
偏頭痛の人は、胆のうの問題が先に考えられる。
頭痛だけではなくて、全ての痛みに関して、一つ有名な中医学の言葉があります。
『痛則不通、通則不痛』
その意味は、文字通りです。
通れば痛みはない、通らなかったら痛みが生じる。
つまり、つまったら痛みが出るということ。
経絡の流れと言うのは、本当に大事なものです。
頭頂部が痛い女性、1回の施術で治った
先週来た女性の方は、足厥陰肝経 が通る頭頂部の痛みでした。最初、ほかの症状がつらくて頭痛があることは話さなかったけど、終わってから「さっきまで頭がボッとして痛かったけど、今は治った」と話し出したのです。
別に特別な施術はありませんでした。
ただいつもの通り、つまっている首と肩をほぐして、最後に仰向けで頭のツボを押しただけです。
頭痛がどれだけ頑固でも、施術を重ねることで改善・完治ができます。
以下はもう一人の頭痛+尿路結石の治療例、参考になると幸いです。
頭痛の方は、頭皮を触っただけで分かる
実は、彼女が話さなくても頭を触っただけで分かります。
あなたが何を考えてるか...こんなくだらない占いをするのではなくて、頭痛もちかが判断できるのです。
今までの自分の経験から見れば、頭痛もちの方は共通点があります。
ほぼ100%の患者の頭は柔らかいこと。
ここで、皆さんが誤解しないでほしいのがあります。
頭が柔らかいというのは、ほめ言葉ではないですよ。
本当は、頭皮が柔らかいと頭痛になりやすい。
健康からみたら、頭は硬いほうがいいですね(笑)。
頭痛の解消には、鎮痛剤よりもツボ押しが良い!
頭痛の解決は、周りの流れをよくすることと、直接に頭皮にあるツボを押せば、大体その場で痛みがなくなります。特に百会穴 と四神聡(ししんそう) は即効ツボです。
今までの経験から見ると、ほぼ100%有効です。
頭痛が全然変わらないのは見たことありません。
鎮痛剤などで頭痛を解決しようとしないでください。
鎮痛剤の強力な副作用は、あなたの肝臓を壊します。
その結果は、頑固な頭痛を生み出すだけではなく、最終的に肝臓がんになる恐れもあります。
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