胃痛、慢性的下痢、腰痛などはすぐ治るけど、食生活習慣・心の持ち方も変えないといけない

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「医者医病不医命」

こんにちは、李哲です。
中医学の古い言葉があります。

「医者医病不医命」

「医者は病気を治せるけど、人の”命”(性格・気持ちの持ち方・生活習慣など)は治せない」という意味です。

たとえば、お酒の飲みすぎて肝硬変、肝臓癌になった人。先生は投薬や針灸、按摩などで治しても、 患者さんがお酒の飲み方を変えないと、 肝臓の病気は再発します。

体調不良を治すとき、先生の治療法はもちろん大事。
ただし、患者さんにも気をつけないといけないものがあります。普段から心がけないと、病状がまた再発するかも知れません。先生の適切な施術、そして患者さんの協力があるからこそ、病気は根本から解決できるのです。

以下、当院で起きた症例で、先生の施術以外にも気をつける項目(強いストレス、気持ちの持ち方、住む環境、食生活など)に関して説明しました。参考になると幸いです。

胃痛は数回の施術で治るけど、大量のお酒を止めないと治らない

以前、胃痛でよく来た男性の話。
仕事のストレスで毎晩お酒をたくさん飲んでいたようです。

足ツボマッサージと整体で、5~6回で胃の痛みはほぼ治り、通わなくても大丈夫になりました。ところで、 しばらくするとまた同じ症状を訴えてやってきます。

毎回、彼が来たときに言いました。
「私はただ 体の治癒力を呼び出して、胃痛が自然に治っただけです。 最終的に病気を治すのは、あなた自身。あなたがまたたくさんお酒を飲んで、自分の体を 乱暴に扱うなら、私はこれ以上あなたを助けることはできません。」

胃痛は足つぼ整体で簡単に治るけど、大量のお酒を止めないと根治が難しい

胃痛は足つぼ整体で簡単に治るけど、大量のお酒を止めないと根治が難しい

慢性下痢はすぐ治せるけど、強いストレスを排除しないと再発する

慢性下痢で悩む若い男性が来院した事がありました。

「病院の薬も効かなくなってしまいました」
私「足ツボを試してみたらどうですか?2~3回くらいで下痢は止まると思います」

案の定、2~3週間後には下痢が止まり、私も一安心しました。

彼の治らない下痢は、プライベートでの精神的不安が原因です。

「神経性腸過敏症」という病名があります。
常に緊張して、強いストレスや不安が続いた場合、 食べたものが消化できずそのままお腹をこわす病気です。

食中毒の腹痛・下痢と違って、神経性腸過敏症これは感情が原因の病気。内臓を強くするのも大事なのですが、ストレスの原因を取り除くか、 心の持ち方や考え方のクセを変えなければ、根本が治りません。

楽しい・嬉しい気持ちは、内臓の働きを活性化します。
逆に、不安や恐怖、怒りは内臓機能低下になり、老廃物と毒素がたまります。

施術中、なるべくたくさん彼に話しかけて、 彼の不安を取りのぞくように配慮しました。その後も彼は2~3週間に一回予防のため通院、徐々に諸症状はなくなりました。

立ちっぱなしの仕事、睡眠不足、鶏肉しか食べない腰痛の患者

最近来た若い男性。腰痛がひどく、朝起きられない時があるとのこと。いろいろ聞いてみました。

私「一日の仕事は座りっぱなしですか?」
彼「いいえ、立ちっぱなしですね。」

私「寒い日、雨の日はどうですか?」
彼「寒い日は腰がだめですね、とくに冬は怖いです…

私「もしかして、住んでいる処は太陽があまり当たらないですか?」

彼はびっくりして「何でわかるんですか?」
私「いや、あなたの体を触って分かりました!」

久視傷血,久臥傷気,久坐傷肉,久立傷骨,久行傷筋,是謂五労所傷。

黄帝内経・素問・宣明五気篇』より引用

 

立ちっぱなしの仕事は、腰と腎臓を傷つけます。
生れつき腎臓が弱い人には 、こういう仕事はあまりおすすめではないです。

私は男性に言いました。
「今の睡眠時間は3時間くらいでしょう?
必ずそれ以上に増やしてください。

寝ないと自己修復する時間が足りません。
今は若いからなんとかなりますが、10年後が怖いです。

あと栄養をしっかり摂ること。
こんなに痩せているのに、鶏肉ばかり食べてはいけません。

あなたの体質には牛肉が合ってるから、スープとかにしてよく飲んでください。棗(なつめ)も血を養うのに良いですので、 なるべく一日10個くらいは食べてください。3ヶ月くらい経ったら楽になると思います。ツボ押しも続けてください。 あと、贅沢な要求かも知れないけど、 陽あたりが良い部屋に引越ししてください。」

パソコン、スマホ画面で肝臓がやられ、視力がどんどん落ちる現代人

最近は、パソコン事務処理の仕事の人が多いです。お客さんの中にはこの手の業種のOLさんが多く、 みなさん目の疲れを訴えています。

足ツボを行うと、ほとんどの人が肝臓の反射区に痛みを感じていました。

「なぜ、お酒も飲まないのに肝臓が弱っているんですか?」と皆さんは不思議がっていました。原因は簡単に言えば、パソコン画面の見すぎです。

パソコン画面は、目に負担が多きくかかる

パソコン画面は、目に負担が大きくかかる

中医学の考え方では、肝臓と視力はとても関係が深いです。

肝臓の血が目を養っているから、目が見えるのです。
養う血が足りなくなれば、視力は下がります。

アルコールを大量に摂取する人の眼は、濁って汚れています。肝臓が大量のアルコールで壊れて、きれいな肝臓の血が少ないので、目を養う血も足りないのです。

肝臓を守ることは、病院の薬を飲まない・早寝早起きすることです。他にもありますが、以下の記事をご覧ください。

先生が治せるのは身体。心の持ち方、食生活習慣は患者自分で治さないといけない。

私たちに治せるのは、詰まっている所をほぐして気の流れがよくなるように、弱くなっている内臓を刺激して、もっとよく働くようにすることです。

たとえて言うなら、消防士と同じでしょうか?
火災が起きたときにはすぐに消火活動が必要ですが、そもそも火災が起きないようにすることが肝心です。 そのためには、日頃から自分で気をつけなければなりません。

「明日から、よくない習慣はすべてお断ちなさい!」というのは無理だと思いますが、少しでも自分を変える努力をしましょう。

ツボ療法はあなたの健康を保ち、痛みやつらさをやわらげることは出来ますが 、あなたの全ての痛みとつらさを解決することはできません。

私たちは、あなたが自分自身の問題に気づき、解決していくための お手伝いをしていきたいと考えています。

(おわり)

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